DIYで “ピザ窯” 作ってみたいな~ と考えている方、多いと思います。
ですが、ずっと使い続けられる窯を作るのって難しく、場所も簡単に移動できないなど、色々な問題があります。
そんな場合におススメなのが、ポータブルピザ窯 “UUNI3” です。
今回はUUNI3の組み立て方と基本の使い方、そして実際にピザを焼いてみた使用感について説明していきます。
UUNI3、届きました。
UUNI3はイギリス生まれのポータブルピザ窯です。
独自の構造により、少ない燃料で窯内の温度は500°にまで達し、60秒ほどでピザを焼き上げる事が可能です。
燃料には “木質ペレット” と呼ばれる、製材時に出るおが屑などを圧縮成型した固形燃料を使用します。
箱を開けると、英語の説明書と日本語の説明書きが一枚、本体一式、焼き台、ピザピールが入っています。
UUNI3の組み立て
UUNI3は組み立て式になっています。
各パーツの素材はステンレスでなかなかいい質感です。
日本語の説明書には組み立て方が載っていないので、本場の説明書に従って組み立てていきます。
北欧家具の “イケア” の組み立て説明書と同じで、図解で組み立て方法を説明しています。
本体後方の開口部に燃料燃焼部分のフレームをはめ込みます。
取り付け部分の左右に六角穴付きネジがあり、本体とネジの間に燃料燃焼部フレームをはめ込みます。
六角穴付きネジを締め固定します。
燃料投入筒(ホッパー)をフレームの溝に差し込みスライドさせ取り付けます。
調整弁をホッパーのスリット部分に内側から引っ掛ける様に取り付けます。
燃料のペレットを燃焼させる火格子のケースを本体にセットし、ホッパーに蓋を乗せたら燃料燃焼部分の組み上がりです。
オーブン内部に熱の流れを起こす羽を取り付けます。
羽を本体前面からオーブン内部に挿入し、煙突の穴の下のスリットに引っ掛け固定します。
排気用の煙突を取り付けます。
煙突は本体のでっぱりに煙突のスリットを引っ掛け、反対側のパッチン錠で固定します。
窯内で上昇気流を作り出すフェンスに焼き台を乗せ、本体内部へセットします。
多少ジョリジョリしながら入れていきます。
前蓋に木の取っ手を取り付けます。
前蓋を本体へ引っ掛ける様にして閉めたら、UUNI3の組み上がりです。
(20分ほどで組み上がりました。)
試運転。
前述の通りUUNI3で使用する燃料は、“木質ペレット” を使用します。
木質ペレットはペットショップなどで猫砂として販売されていますが、今回はストーブ等に使用される燃料用の木質ペレット・10キロをネットで購入しました。
火格子ケースにペレットを入れ、着火剤をつけたら本体にセットします。
5分程度でペレットに火が回ります。
横の穴から点火状態を確認する事が出来ます。
ペレットを補充する為のスコップが付属しており、適宜ホッパーの燃料投入口からスコップを使用しペレットを投入します。
ペレットは常にホッパーの投入口6分目ぐらいの所まで入っているように継ぎ足します。(多く入れ過ぎると不完全燃焼を起こしてしまいます。)
ホッパー後ろの調整ネジでペレットの落下量が調整可能で、火力を調整出来ます。
調整ネジを締め込むとペレットの落下量が少なくなり(調整弁が投入口を狭める為)火力を弱め、調整ネジを緩めると落下量が増え(調整弁が投入口を広める為)火力を強める事が出来ます。
実際にピザを焼いてみます。
ペレットに点火して15分程でピザを焼ける状態になります。
ピザピールにピザを乗せ、お好み焼きのへらで中へ入れます。
蓋を締めてしばし待ちます。
・・・・。
ピザを入れてから30秒ぐらいで蓋を開けると・・
“もう奥側が焼けてる!”
急いでへらでピザを回転させ蓋をします。
・・・・。
30秒ほどしてして再び蓋を取ると・・
“いい感じに焼けてる!”
ものの1分程度で焼けました。ほんと早いです!
早速食べてみると…
う、旨い!
高温で素早く焼くので生地が固くならずモチッと仕上がってます。
まとめ
UUNI3の最大の特徴は、立ち上がりの速さ(ペレットに点火して15分もかからないぐらいで焼ける状態に)と高温で素早く焼ける所だと思います。
本体の重さも移動するのにさほど苦にならない感じです。
ただピザがあまりにも早く焼けるので忙しなく、焦がさないように注意が必要です。
燃料のペレットはホームセンターでもあまり見かけないのでネット購入になるでしょう。
それにしてもこのサイズ感で実際に窯で焼いているお店と変わらないピザが焼けるのは驚きです!
ぜひ参考にしてみてくださいね。