“バーミキュラ・ライスポット” は炊飯器である反面、様々な調理をする事も出来ます。
付属のレシピを参考にして、どんな料理が出来るのか試してみます。
調理モードの使い方。
操作パネルの電源を押すと、調理ボタンと炊飯ボタンがつくので、調理ボタンを押します。
調理モードになったら、調理ボタンを押すことで、 “中火・弱火・極弱火・保温” の4種類の火力を切り替え・設定することが出来ます。
タイマー設定は勿論、保温モードでは30℃~95℃の温度設定が出来ます。
タイマー設定は勿論、保温モードでは30℃~95℃の温度設定が出来ます。
だだしご飯の保温や揚げ物調理は出来ません。
無水調理でカレーを作る。
バーミキュラの特徴と言えば、 “無水調理” です。
素材のもつ水分だけで調理するため、素材の甘味を感じることが出来、旨みも凝縮します。
今回は “無水カレー” を作ってみます。
材料は鶏もも肉・トマト・玉ねぎ・ニンジを使うシンプルなカレーです。
ポットにトマト・粗みじんした玉ねぎ・スライスした玉ねぎ・ニンジン・鶏肉・ローリエの順に重ねて入れていきます。
入れる順番が重要で、水分の多い野菜を鍋いっぱいに入れる事がポイントです。
蓋をして、弱火で60分加熱します。
30分過ぎたあたりから、湯気と一緒にローリエのいい香りがしてきます。
60分経ちタイマーが鳴って蓋を開けると、素材から出た水分がおいしそうなスープになっています
カレールウを入れよく溶かし混ぜます。
蓋をして10分程置いておきます。
余熱で味をなじませたら完成です。
鶏肉がほぐれるぐらい柔らかくなっていて、野菜の甘味が感じられる美味しいカレーに出来上がっています!
ソテー・ロースト調理でアクアパッツァ。
“アクアパッツア” が簡単に短時間で出来るとのことなので作ってみます。
材料の魚は鯛を使用し、アサリやトマト、ニンニクにブラックオリーブなどを使用します。
空のポットを中火で加熱し、炒めOKの表示が出たら、鯛を皮面を下にしてポットに入れます。
鯛の皮目に焼き目がつくまでしばし待ちます。
鯛の水分で油がかなり飛び散ります。
油の飛び散りを我慢して焼き目を付けます。
鯛の皮面に焼き目がついたら一旦取り出します。
中火のまま、ニンニクなどを入れます。
レシピブックどうりですと “中火” ですが、ニンニクが焦げる可能性が高いので、火加減の調整が必要になると思います。
大急ぎで鯛を戻します。
具材、調味料も急いで入れます。
全部入ったら蓋をし、“弱火” でタイマーを15分にセットします。
10分程すると湯気と共にいい匂いがしてきます。
タイマーが鳴って開けてみます。
“アクアパッツア” 完成です。
魚介の出汁とトマト・オリーブ・ニンニクのうまみが混じり合って濃厚な味です。
スープは少ないですが、バゲットにつけて食べるとめちゃくちゃに美味しいです!
低温調理でローストビーフ with グレービーソース。
保温モードを使うと、温度管理の難しい “ローストビーフ” もライスポットならお任せで簡単に出来ます。
牛肉に塩・コショウをしてすり込みます。
空のポットを中火で加熱し、炒めOKが表示されたら、サラダ油を入れ牛肉を投入します。
[/牛肉の表面に焼き色をつけていきます。
前面に焼き色がつくように牛肉を返しながら丁寧に焼いていきます。
アクアパッツァの時と同様に結構な油はねがあります。
全体に焼き色がついたら一旦牛肉を取り出します。
醤油・ニンニク・玉ねぎのすりおろしなどを合わせたたれをポットに入れ、中火で加熱します。
ソースが煮立ってきたら、牛肉を戻しソースにからめます。
蓋をし中火で1分加熱したら、70℃で60分保温します。
60分経ったら牛肉を取り出します。
いい感じの弾力です。
粗熱が取れたらいよいよ入刀です。
丁度いい火の入り具合です。
ローストビーフ丼にし、ポットに残っているソースをかけていただきます。
硬くなり過ぎず、程よい弾力でお肉のうまみを感じることが出来、とても美味しいく出来ます。
オーブンいらずでパンが焼けます。
発酵の難しいパンもライスポットなら簡単に出来ます。
保温と弱火のモードを使用して “ちぎりパン” を焼いてみます。
強力粉を使用し、はちみつを入れるレシピです。
人肌に温めた牛乳に卵・はちみつを加え、塩・強力粉・ドライイーストが入ったボールに入れます。
菜箸で水分が全体になじむまで混ぜます。
バターを入れ生地をこねあげます。
こねあがった生地をライスポット入れ蓋をします。
保温モードで35℃・タイマー40分にセットし、一次発酵をさせます。
タイマーが鳴ったら、一次発酵の終わった生地を取り出します。
ポットに大さじ1の水を入れ、クッキングシートを敷きます。
取り出した生地は軽くガス抜きをしてから、12等分にし、丸めてポットに敷き詰めます。
保温モード・35℃・タイマー30分にセットし、二次発酵をさせていきます。
タイマーが鳴ったら、蓋を開け二次発酵の状態を確認します。
発酵がしっかり出来ていたらそのまま蓋をし、弱火で20分加熱します。
20分後、まだ上面は白いままですが、クッキングシートごと取り出します。
新しいクッキングシートを上にかぶせ、お皿などをあてがってひっくり返します。
裏面にしっかり焼き目が付いています。
焼き目が付いている面のクッキングシートをはがし、ポットに戻します。
弱火で5分加熱し、その後余熱で15分置きます。
ちぎりパンの焼きあがりです。
試食してみると、オーブンで焼き上げるパンより、しっとり・もっちりとしていて、とても美味しいです。
発酵させる工程がライスポット任せに出来るので失敗なく簡単にパンを焼くことが出来ます。
温泉卵。
お湯の温度調節が難しい “温泉卵” もライスポットの保温モードを使えば簡単に出来ます。
卵4個を常温に戻しておきます。
ポットに水1リットルを入れ蓋をし、保温モードで70℃に設定します。
70℃に達しピピッと音が鳴ったら、卵を入れていきます。
蓋をし、保温・70℃の設定のまま、20分のタイマーをセットします。
20分経ったら取り出します。
硬すぎず柔らかすぎず、丁度いい温泉卵の出来上がりです。
ライスポットに任せっきりで出来、簡単過ぎです。
かたゆで卵や半熟卵も勿論任せっきりで出来ます。
デザートでパンプディング。
ライスポットは蒸し焼きが上手に出来るのでバゲットを使った “パンプディング” を作ってみます。
卵・牛乳・三温糖・バニラエッセンスをよく混ぜ合わせます。
混ぜ合わせた液にバゲットを入れ、よく染み込ませておきます。
ポットの側面と底面に無塩バターを塗り、蓋をして中火で2分予熱します。
予熱が終了したら、バゲットを液ごとポットへ入れます。
蓋をして、弱火で10分加熱します。
10分加熱し終わったら、そのまま10分間余熱で火を入れます。
10分経ったら、ブルーベリーを散らし、粉糖をかけて完成です。
バゲットに染みこんだ卵液が全体をふっくら・しっとりとした仕上がりにしていて美味しいです。
まとめ
バーミキュラ・ライスポットの調理モードで出来る料理を、レシピブックを参考に作ってみました。
無水調理や低温調理(保温調理)などは、タイマーや温度設定の出来るライスポッドが大変向いていると思います。
肉や魚をソテーするような調理の場合、油はねなどでライスポットや周りが汚れたり、換気扇が必要だったりします。
使い方を工夫して(焼き目はフライパンで、後はライスポットで仕上げる等)使用すれば、大変便利です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
炊飯モードについてはこちら⇨